GoogleAnalyticsの「行動」「サイトコンテンツ」「すべてのページ」で発見した謎のパラメータ。
もしかすると、この正体を日本で最初に発見したかもしれません。なぜなら、このことに触れた記事が全く見当たらないからです。(2021年10月19日現在)
https://ドメイン/階層
?back=https://www.google.com/search
&client=safari
&as_qdr=all
&as_occt=any
&safe=active
&as_q=ここにキーワードが表示される
&channel=aplab
&source=a-app1
&hl=ja
パラメータを検証してみた
あまりにも謎だらけなので、このパラメータを検証してみました。
セカンダリディメンションで参照元/メディアを調査
対象パラメータの参照元/メディアは、どれも「(direct) / (none)」でした。
セカンダリディメンションでデバイスを調査
対象パラメータのデバイスは、どれも「mobile」でした。
セカンダリディメンションでモバイルデバイスモデルを調査
対象パラメータのモバイルデバイスモデルは、どれも「iPhone」でした。
?back=https://www.google.com/search
Google検索からの流入ということがわかります。
client=safari
ブラウザはサファリです。
as_qdr=all
この「as_qdr」は、Google検索オプションに存在する日付オプションのパラメータですが、「all」となっていて指定がないことを意味します。
as_occt=any
この「as_occt」は検索対象のページ要素を表していて、「any」はページ全体ということを意味します。
safe=active
ユーザーのセーフサーチがアクティブになっていることを意味します。
as_q=ここにキーワードが表示される
任意の文字列(キーワード)が格納されています。通常Google検索はhttps化されてから検索キーワードが取得できませんが、検索者の検索クエリそのものがここに表示されています。
channel=aplab
チャネルに関して、「aplab」の情報が出回っていませんでした。
source=a-app1
ソースに関して、 「a-app1」の情報が出回っていませんでした。
hl=ja
「hl」はページを表示する「言語」を指定するもので、ここでは「ja」日本語であることを意味します。
共通項を見つける
ここまで得た情報で、共通して言えることは、iPhoneのsafariに限定されるということです。
それでもわからないので、徹底的にクエリを洗ってみた
たくさんある対象パラメータが付いているページの、「as_q=」をひとつづつ見ていくと、あることに気が付きました。
それは、キーボードの打ち間違えではない入力ミスです。
それは、「打ち間違い」というよりも、「言い間違い」に近いものでした。
人間の発する言葉によって検索しているのではないか、という仮説のもと、iPhoneの思い当たるツールで検索をしながらGoogleアナリティクスのリアルタイム概要で検証してみました。
そして、ついに、「channel=aplab source=a-app1」の正体を突き止めました。